短信ニュース：政府高官に国産ジープ義務化

　「政府・軍関係者が外国製ジープを使う時代は終わった。すべての大臣および高級官僚は、国産車を公務に使うべきだ」ーープラボウォ大統領は先月20日の閣議で大臣や政府高官の公用車として、国産ジープ「Ｍａｕｎｇ（マウン）」を採用するように義務付けた。
　マウンは国営防衛産業ピンダッド製の軽戦術車で、最高速度時速１２０㌔、定員４名。名称はスンダ語で「虎」を意味する。
　２０２０年に国防省の発注が伝えられ、21年１月には40台が陸軍に引き渡された。その後、軍・警察向けの配備実績に加え、大統領用車「ＭＶ３　Ｇａｒｕｄａ　Ｌｉｍｏｕｓｉｎｅ」の運用も進む。民生用は21年に受注開始。価格帯は概ね６億〜７億ルピアと報じられる。