
インドネシア国家栄養庁(BGN)は13日、無料栄養食提供プログラム(MBG)の現場スタッフ数万人に対する給与支払いが最大約4カ月遅れている問題について、今週中に全額を支払うことを明らかにした。
一部スタッフが8月以降給与を受け取れず「非人道的だ」とSNS上で訴える事態となり、BGNは原因を予算不足ではなく行政手続き上の不備と説明。担当幹部は「純粋に技術的問題だ」と述べ、未払い分は週内にまとめて口座振込し、再発防止に努めると約束した。
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給与遅配という異例の事態に当局が即対応し、幹部が支払い期限を保証した点は評価できる。
一方で、現場の士気や政策への信頼低下を招いた責任は重い。予算執行や組織管理の甘さを徹底的に見直し、再発防止策を講じることが肝要だ。
今後は給与システムの継続的改善を図り、現場スタッフの不安の(ふっしょく)払拭とMBGへの信頼回復に努めねばならない。
