
警察改革を目的に設置された「警察改革加速委員会」が10日、本格的な活動を開始した。同委員会は初会合で今後3カ月のスケジュールを決め、毎週関係者との公開討論を開催して国民や専門家から幅広く意見を吸い上げる計画を打ち出した。来年1月までに警察組織の構造改革や不祥事防止策に関する勧告を取りまとめる見通しだ。
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一連の警察不祥事を受けて発足した改革委員会が精力的に活動を始めたことは、政権の警察刷新への本気度を示すものだ。委員会には法律専門家や元治安当局者が名を連ね、短期間での集中的な議論と提言策定に臨んでいる。
組織文化の見直しから市民の信頼回復まで課題は山積するが、外部の視点を取り入れた改革案が停滞することなく実行に移されるかが今後の焦点となる。
