短信ニュース:食料自給達成に向け農相「祝日なし」

2025-11-19 04:40
東ジャワ州ンガウィで稲収穫機を操作する作業員=アンタラ通信
 アンディ・アムラン・スライマン農相は16日、「祝日はない。すべての日が稼働日だ」と述べ、食料自給の目標達成に向け農業省を挙げて取り組む姿勢を示した。プラボウォ大統領は当初4年計画としていた自給計画を大幅に前倒しする目標を掲げており、アムラン氏は「大統領から1年で達成するよう命じられた」と語った。

 中央統計庁(BPS)によると今年のコメ生産は前年比13・5%増の約3477万㌧と見込まれ、同相はこの増産により国際的な注目が高まっていることを強調した。

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 政府が示した極めて高い目標設定は国家的な意志の強さを示す一方、実行面では慎重な検討も必要だ。大幅な増産目標の達成には技術革新と農家・農村支援の両面で強化が必要となる。

 今後も安定的な供給に向けた流通の整備や、人材育成も並行して進める必要がある。