
ジャカルタで開かれた18日の土地利用再編調整会議で、スダリヨノ農業副大臣は農地の持続利用の重要性を強調し、数百万人の食料需要を満たすことで食糧危機を回避できると述べた。同氏は農業を国家の将来の基盤と位置付け、政府と関係者が協力して農地転用を停止する方針だと説明した。「投入資源は増やせても、土地や水は増やせない」と語り、土地喪失が生産減少と食糧危機を招くと警告した。人口増加による需要増大を踏まえ、農地の保全と拡大が必要だと訴えた。
コメント
インドネシアは人口増加にともない食料需要が急増しており、限られた農地を守ることが国家戦略の要である。だが、都市化や工業化で農地が減少する中、農地転用の抑制と経済成長の両立が課題である。政府は農地保全を通じた食糧安全保障強化を目指しており、その具体策の実行が今後の焦点となろう。
