短信ニュース:中古輸入衣料制限に伴い1,300ブランド投入へ

2025-11-21 04:47
古着店で商品を選ぶ買い物客=アンタラ通信
 インドネシア政府は18日、中古衣料品の輸入禁止に伴い、ジャカルタのスネン市場の古着店に代替品として1300以上の国内ブランド製品を用意すると発表した。アブドラフマン中小企業相によれば、準備したブランドにはシャツ、ズボン、靴、サンダルなどが含まれるという。政府は販売者との連携を強化し、この政策を円滑に進める方針だ。

コメント

 輸入古着の流通を規制して国内ブランドに切り替える政策は、地場産業を育成し市場秩序を保つ狙いである。しかし消費者が求めるデザイン・価格帯を満たすには、ブランド側の努力が欠かせない。選ばれたブランドは生産体制や物流網を整備し、低価格かつ高品質な製品を供給する必要があるであろう。

 政府はマーケティング支援や補助制度で国内ブランドの競争力を高めるべきであり、古着市場特有のトレンドにも対応した商品開発を促すことが重要である。これらが実現すれば、輸入品に依存しない安定的なファッション市場の構築につながる可能性がある。