
インドネシア中央統計庁(BPS)はこのほど、2025年第3四半期の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比5・04%に達したと発表した。同庁幹部は「家計消費の持続的な拡大が成長を支えた」と分析した。
一方、8月時点の失業者数は746万人(失業率4・85%)で、前年同月からわずか4,000人の減少にとどまった。
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経済成長は続いているものの、雇用市場では若年層を中心に依然として就職難が続いており、成長の恩恵がすべての人々に行き渡っていない。
多くの若者が非正規やインフォーマル(非正式)分野で不安定な就労に甘んじており、賃金上昇にも限界が見えている。政府は中小企業支援や新産業育成など多角的な政策で雇用環境を整備し、包括的な対策で成長を下支えする必要がある。
