
インドネシアの通信・デジタル省は20日、国連児童基金(ユニセフ)の報告を引用し、国内の児童が1日平均5・4時間、インターネットを利用していると明らかにした。報告によると、児童の50%が成人向けコンテンツに触れ、45%がネット上でいじめ被害を受けていた。
同省の担当者は「有害な情報にさらされると子供は怒りっぽくなりやすい」と指摘。また、「親が子供のデジタル環境の問題を理解することが重要だ」と訴えた。
コメント
インターネット利用時間の増加を背景に、児童の半数以上が有害なコンテンツに触れ、いじめも多発している現状は深刻な問題である。親や教員による適切な指導が十分に行き届かず、子どもの情緒面への悪影響も懸念される。
今後は学校や地域でのデジタルリテラシー教育の強化に加え、保護者向けの啓発活動が重要となる。政府もネット利用ルールの整備や有害情報への対策を急ぎ、社会全体でネット空間における児童の安全を守る体制作りが求められている。
