世界インスタント麺協会（ＷＩＮＡ）はこのほど、インドネシアは２０２４年に約１４６・８億食の即席麺を消費し、中国に次いで世界第２位の消費国となったと発表した。人口約２・84億人のインドネシアでは、１人当たり年間約50食の即席麺を食べる計算となり、ＡＳＥＡＮ各国と比較しても群を抜いている。食品業界関係者はこの「インスタント麺大国」について国民のコスト志向や流通網の発達が背景にあると分析。主要メーカーも増産を進め、現地生産品は国内市場に留まらず輸出も堅調だ。
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即席麺の大量消費は経済成長と連動する面があるが、塩分や添加物を過剰摂取する懸念も指摘されている。政府や関連当局は栄養教育を強化し、今後は生活習慣病への予防呼びかけなどと両立させつつ、安全で健康的な食品供給の実現が課題となろう。