
プラボウォ・スビアント大統領は19日、ジョグジャカルタ特別州バントゥル県での橋梁開通式において、訪問先で生徒を出迎えに動員する慣習の中止を地方自治体に要請した。
大統領は「私が来ても子供たちは教室で学習を続けてよい」と述べ、生徒が暑さの中で出迎えに駆り出されないよう訴えた。また、生徒は平常通り授業に専念し、式典の様子はテレビなどで見学すればよいとも説明した。
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伝統的に続いていた「出迎え行事」が生徒の学習に支障をきたすという今回の発言は「学習優先が重要」だとする姿勢を大統領が強調したものと見られる。実際、暑い中での長時間の出迎えや見送り行事は生徒や教師ら学校現場の負担にもなっていた。
政府・自治体は今回の方針を教育現場や保護者らに周知し、例外事例が出ないよう一貫して運用することが求められる。
