インドネシアのプラボウォ大統領は18日、ジャカルタの大統領宮殿で米実業家で元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏と会談し、人材育成や保健衛生、投資などの協力について意見を交換した。
会談では同氏が市長時代に行った公衆衛生政策が話題に上り、また、政府系ファンドのダナンタラとの社会生活向上プログラムに関する協力や、海洋保全分野での連携可能性についても検討された。
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今回の会談では人材強化や環境の持続性など、国家開発の重要目標として掲げる分野が重点的に話し合われた模様だ。
プラボウォ大統領はこれらを政権の看板政策に挙げており、ブルームバーグ氏のような国際的な実業家の協力を取り付けて民間資本や慈善団体のネットワークを取り込みたいとする動きも見られる。特にダナンタラを含めた国際協力が本格化すれば、教育や保健衛生といった分野に海外からの投資や政策ノウハウが波及する可能性もあり、官民双方の期待を念頭に置いた大統領自らの「トップセールス」とも言えよう。