短信ニュース:GoToのCEOが辞任、グラブとの統合加速か

2025-11-26 04:51
道沿いで客を待つゴジェックの運転手==ShutterStock
 インドネシアのオンライン配車大手Gojek(ゴジェック)を運営するGoToは24日、パトリック・ワルジョCEO(最高経営責任者)の辞任を発表した。

 ワルジョ氏は2023年6月にCEOに就任して以来、GoToの経営再建と市場競争力強化に取り組んできたが、在任期間中の株価は伸び悩んでいた。

 同社は後任に現COO(最高執行責任者)のハンス・パトゥウォ氏を指名し、12月17日の臨時株主総会で承認を予定している。ワルジョ氏在任中にGoTo株価は40%以上下落し、主要株主がワルジョ氏の更迭や同業大手のグラブ(Grab)との統合を加速すべきとする圧力をかけていたと指摘されている。

コメント

 ワルジョ氏の退任は業績改善への圧力と戦略転換を反映したもので、新CEOのパトゥウォ氏にはコスト削減と事業拡大の両方が求められる。 

 グラブとの統合が実現すれば競争力が高まり、投資家や市場から早く成果を出すことが期待される。今後パトゥウォ氏の手腕が問われそうだ。