
インドネシア経済アウトルック2026会議で、インドネシア経営者協会(アピンド)のシンタ・カムダニ会長は 24日、多くの外国投資家がベトナムに流れる理由を明かした。インドネシアは世界銀行の「ビジネスのしやすさ」ランキングで50カ国中31位に留まり、ベトナムよりも下回っているという。規制の不安定さや手続きの煩雑さが指摘され、「起業に65日、土地権移転に90日、法的紛争解決に150日かかる」など長期化が投資阻害要因となっていると話した。多数の書類や認可、システム上の課題が新規参入を難しくしており、多くの投資家が円滑な環境を求めてベトナムに目を向けていると危機感を募らせた。
コメント
規制の煩雑さと手続きの遅さは投資魅力を損ねる要因である。政府はワンストップ窓口の強化や手続きの電子化などで起業環境の改善に努めるべきだ。産業競争力とビジネス環境の向上は、持続的な経済成長に不可欠である。
