短信ニュース:LPG代替ガス網プロジェクトが進展、11.5万世帯接続

2025-11-27 05:00
旧来型のLPガスボンベを運ぶ住民=アンタラ通信
エネルギー鉱物資源省(ESDM)は2025年までに都市ガス網(Jargas)による家庭向けガス供給接続が累計11万5264世帯に達したと発表した。このプロジェクトは液化石油ガス(LPG)からの切り替えを促進するもので、南スラウェシ州の住民は「LPガスより約半額で使える」と恩恵を語っている。ESDMはさらに同計画の第2期として100万件の追加接続を目指す方針で、来年にかけて各地で工事を進める予定だ。天然ガスは価格面で優位なほか、環境負荷も低いことから、政府は将来的にLPG輸入依存度の低減も期待している。

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 クリーンで経済的なエネルギーへの転換は地方経済活性化にも資する。ただ、ガス管敷設には膨大な投資が必要であり、アクセス網の広がりには相応の時間がかかる。政府が目標とする全国100万件接続の達成には予算確保と協力体制の構築が不可欠で、政策的裏付けを強固にする必要がある。