
アブドゥル・ムティ初中等教育相は26日、全国高校共通学力試験(TKA)2025の実施中に複数の不正が行われていたことを明らかにした。不正には受験中のスマートフォン使用、試験問題のライブ配信、試験問題の事前漏洩などが含まれる。これらの行為は受験生によるものだけでなく、試験監督官や学習塾が関与するケースも見られた。教育省は関係者に対して法的措置を含む厳罰を課す方針で、「公正な試験運営を徹底する」としている。
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教育現場での賄賂の横行と並び、試験での不正は制度への信頼を損なう深刻な問題だ。監督体制強化や試験方式の見直しに加え、監督官や教育関係者のモラル向上が求められる。デジタル化の進展で不正手段が巧妙化する中、適切な技術的対策を講じる必要がある。
