チカラン日本人学校 第4回CJSフェスティバル

チカラン日本人学校(CJS、西ジャワ州ブカシ県)は22日、「第4回CJSフェスティバル」を開催した。
開会式では中学部1~3年生による和太鼓の演奏が披露された。演奏前には生徒たちが東京都三宅島に伝わる「木遣り太鼓」と神奈川県三浦半島に伝わる「ぶち合わせ太鼓」について、日本語・インドネシア語・英語の3カ国語で紹介した。
小学部1~6年生は、生活科や総合的な学習の時間、宿泊体験学習や修学旅行などで学んだことを元に、ゲームやクイズ、展示などを行った。4年生では、現地校交流に向けて学んだ日本の伝統遊びを6つのブースで実施。当日、参観したインドネシアの大学生にインドネシア語を使って説明する場面も見られた。
6年生は、6年間の発見をテーマに、小学校での学習内容やインドネシアに関するクイズ、陶芸作品コンテストなどを行った。加藤あおいさん(小6)は、「最高学年としてふさわしい運営ができた」と感想を述べた。
中学部は持続可能な開発目標(SDGs)の学習から、「街づくり」「貧困」「働きがい・ジェンダー」の3つのブースでプレゼンテーションやクイズを用意した。
「街づくり」ブースでは、同県にある複合都市デルタマスをヒントに、インドネシアの街づくりに関するクイズを行った。
「貧困」ブースでは、同県バンタルグバンのゴミ処理場での子供たちの生活を紹介し、貧困への理解を深める内容をクイズ形式で紹介。「働きがい・ジェンダー」ブースでは、動画やクイズなどで理解を深めた。
中学部が出題したクイズには来場した大人も迷うような難問も多く、山路芽太さん(中1)は、「ブースの全員がそれぞれの仕事をこなし、多くの人が来場してくれてよかった」と話した。
