
インドネシア政府は11月26日、2040年までに全国の道路網を現行の約4万7600 kmから8万6206 kmまで拡充する国家目標を発表した。これは国家中期開発計画(RPJMN 2020—2040)に基づくもので、高速道路だけでなく一般国道や橋梁建設も含めて実施される予定だ。
発表によると、22年時点の国道整備長さは約4万7603 kmであり、今後さらに1万2807 kmの非高速道路新設と約7750 kmの格上げ、さらに多くの立体交差や高架橋整備を進めるという。
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大規模インフラ整備計画は、国内経済の生産性向上と地域振興を狙ったものだ。交通アクセスの改善で物流コストが低減し、農産物や製造品の輸送網が充実すれば、地方経済にも好影響が及ぶ。予算確保や施工管理は課題だが、政府は官民連携やPPP(官民パートナーシップ)を活用して計画実現を目指す構えである。
