短信ニュース:飲料業界への投資額が最大、1〜9月に207兆ルピアを記録

2025-12-03 05:27
スーパーの冷蔵棚にずらりと並ぶヨーグルト飲料や乳酸菌飲料、フルーツジュース各種=ShutterStock
 インドネシア産業省は27日、今年1〜9月期の製造業各分野への新規投資統計を発表し、中でも飲料産業への投資額が約207兆ルピアと全23製造業部門中で最も高かったことを明らかにした。この数値は、国内外の企業784社が飲料製造に投じた資金の合計で、活況な飲料市場への投資が他業種を上回った格好だ。

 同省によると、この時期に新たに生産活動を開始した企業は全体で8193社に上り、投資総額は約709兆2000億ルピア、創出された雇用は約26万8000人に達した。

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 産業省によると、清涼飲料やアルコール飲料市場の成長期待から大規模工場建設が相次ぎ、一部製造業が巨額投資を記録する一方、労働集約型の食品産業では幅広い企業が参入し、雇用創出に寄与している点が目立ったという。持続的成長のためには投資誘致と国内市場保護のバランスを図る戦略が一層重要だ。