意思疎通はスポーツから「第3回スポーツフェスティバルインドネシア」

2025-11-10 05:01

165人の日イの子が参加

湘南ベルマーレ

イベントで初めて会った日イの子らが挑んだ6人7脚

 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の湘南ベルマーレは8日、ASIOPフットボールアカデミーとの共催で「第3回スポーツフェスティバルインドネシア」を中央ジャカルタのASIOPスタジアムで開催した。

 

 7月に開催した前回までは9~12歳を対象としていたが、湘南ベルマーレのジャカルタサッカースクール生や保護者からの要望もあり、今回は7歳から参加を受け入れた。


 日本人65人、インドネシア人100人の計165人の子供たちによる日イ混合の21チームが6人7脚、綱引き、大玉転がし、ミニサッカーの4種目を通して交流した。体を動かすことに気持ちが高揚した日イの子供たちは雨天でも元気いっぱいに各種目に挑んだ。

綱引きは子供たち以上に応援する親も熱くなった=写真はいずれも湘南ベルマーレ提供

 今回初めて参加した村上翔真さん(小2)の母親は「インドネシア人の子が何度も名前を呼んでくれたり、数字を日本語で何と言うのか熱心に話しかけてくれて、子供も喜んでいた」と話した。


 湘南ベルマーレの茂木直紀インドネシア事業マネジャーは「スポーツを通して日イの子どもたちが言葉が分からなくてもコミュニケーションを取ってお互いの意思を伝えようとする姿をみることができた。来年のイベント継続は未定だが続けていきたい」と語った。