インドネシアニュース 「バリ島汚い」韓国指摘で清掃指示

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 プラボウォ大統領は2日にボゴールで開かれた中央・地方政府合同の全国会議で演説し、韓国の高官から「バリ島はゴミが多く、汚い」との指摘があったことを明らかにした。その上で、国内で環境美化キャンペーンを展開すると考えを示した。

環境美化キャンペーンを展開すると表明したプラボウォ大統領=政府公式サイトより

 大統領は2025年末にバリを視察した韓国の高官から直接「非常に汚れている」と指摘されたと発言。観光業が主要産業のバリにとって、清潔さの維持は「死活問題」で、対応を怠れば雇用にも悪影響が及ぶ可能性があるとして強い危機感を示した。

 さらに、バリ州政府と各市・群に対し、毎週末に小学生から高校生までの生徒を対象に海岸清掃を実施するよう提案。「地方政府が主導できない場合は中央政府が支援する」と述べ、必要に応じて国軍や警察、国有企業社員を動員した大規模な清掃活動を行う意向を表明した。

編集部コメント

 バリ島の美観に対する今回の指摘は、観光立国を掲げるインドネシアの国際的なイメージにも直結する問題と受け止められている。

 清掃活動は即効性がある一方、恒常的な解決にはごみ収集・処理能力の拡充や、住民への環境意識啓発といった地道な取り組みが欠かせない。      

 国を挙げた美化運動が一過性に終わるのではなく、観光資源の保全と持続可能な発展につながるかが問われている。