インドネシアニュース JICAが学校給食セミナーー無料給食でノウハウ共有

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セミナーはジャカルタ会場とオンラインを合わせ約8000人が参加する大規模なものとなった=JICA提供

 国際協力機構(JICA)はこのほど、インドネシア国家栄養庁(BGN)と「日本の学校給食プログラムの優良事例とセクター間の相乗効果」と題したセミナーを共催した。インドネシア政府が進める無料給食プログラム(MBG)に日本の学校給食で培われたノウハウを共有する狙いだ。

 ジャカルタの会場にはインドネシア側の中央省庁関係者のほか、オンラインでは給食センターの責任者や栄養士など地方で現場を担うスタッフも参加し、全体で約8000人が聴講した。

 冒頭の基調講演ではBGM幹部は成功のカギとして食事提供そのものに加え、強固なガバナンス体制、食品安全の確保、統合的な栄養教育を挙げ、日本の知見が重要になると述べた。

 続いて、JICAインドネシア事務所の竹田幸子所長は、日本の学校給食が教育の一環として位置づけられ、献立作成から衛生管理、配食、人材育成まで一体的に運営されている特徴を紹介した。

 日本の文部科学省や静岡県袋井市の専門家は、食中毒リスク管理の基本的な考え方や過去の事例を踏まえた改善策、生活習慣の形成につながる「食育」の推進について説明した。

 このほか、BGNに加え保健省などの関係者が、省庁間連携による実施強化の課題や今後の取り組みについて議論。JICAの食育・栄養政策アドバイザーからは、現場重視の実践アイデアも提示された。