インドネシアニュース バイクのEV化加速、1.2億台を段階転換へ

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 政府は5日、エネルギー転換戦略の一環として、オートバイの電動(EV)化を加速させる方針を明らかにした。国内に約1億2000万台あるエンジン二輪車を段階的にEV化する計画で、年間20万台としてきた目標を大幅に引き上げ、脱化石燃料とエネルギー自給の強化を図る。

記者団の取材に応じるバフリル大臣=国家官房のサイトより

 方針は同日の閣僚会議で確認された。エネルギー・鉱物資源省のバフリル・ラハダリア大臣は会議後、記者団に対し「技術進歩により、改造費用は1台当たり約500万〜600万ルピアに下がっており、(戦略の)一層の加速が可能になる」と説明した。

 政府は市民が自家用バイクをEV化しやすくするため、各種支援策も検討している。補助金やローン制度などを通じて改造費用の一部を負担する優遇措置の導入にも前向きな姿勢を示した。

編集部コメント

 政府がEV転換の迅速な実行を表明した背景には、原油価格の高騰を受け、化石燃料から脱却する必要に迫られている危機感があるとみられる。      

 政府は家庭の調理用熱源についてもガスボンベから電気調理器への転換を促進し、補助金財政を圧迫している液化石油ガス(LPG)の消費削減を図る考えだ。          

 プラボウォ大統領は今後3〜4年以内での大幅な進展を目指しており、新設のタスクフォース(特設チーム)が具体策を練る。