コミュニティー 「今日は旅立ちの日」ーチカラン日本人学校から43人が卒業

西ジャワ州ブカシ県のチカラン日本人学校(CJS)で13日、令和7年(2025年)度卒業式があり、小学部31人、中学部12人が学びやを巣立った。
式辞で辻口幸恵校長は小学6年生に修学旅行やバティック(ろうけつ)染め体験の思い出に触れながら「中学生になっても皆さんの良さを発揮し、さらに大きく成長してほしい」と激励した。
また中学3年生には、高校受験で不在となった生徒の椅子に他のクラスメイトが似顔絵を貼っていた心温まるエピソードや、生徒会や水泳で活躍した生徒の思い出を挙げつつ「世界に広く目を向け、学び続けながら前を向いて歩んでほしい」とエールを送った。

そして、卒業生全員に「今日は旅立ちの日です。新しい未来に向かってガルーダ(神鳥)のように、大空に翼を広げて羽ばたいてください」と門出を祝った。
来賓として出席した高橋宏樹・在インドネシア日本国大使館総括公使は「皆さんはここで出会い、共に学んだ。この縁を大切にし、日本とインドネシアを結ぶ懸け橋となってほしい」と祝辞を述べた。
「卒業生のことば」では、小学6年生が「インドネシアに来て、みんなに出会えてよかった」と、また中学3年生は「最高の中学校生活を送ることができた。ありがとう、CJS」と、感謝の言葉を精一杯伝える姿が見られた。
式後に卒業生はクラスに戻ってクラスメイトたちと懇談。学校を後にする際に在校生らの拍手で見送られた。
CJS中学部に進学する山本朝陽さん(小6)は「卒業式でとても優しい拍手で迎えられた時、泣きそうになりました」と式の温かさを振り返った。

一方、今年の春で帰国する堀内正一さん(同)は「いろんな仲間に出会えて、勉強も遊びも楽しかった」とCJSでの生活を名残惜しそうに語った。
児童生徒会長を務めた友川桜希さん(中3)は「個性豊かな仲間に恵まれた3年間でした」と思い出を話し、廣瀨雪乃さん(同)も「学校に行くのがつらい時もあったが、クラスの雰囲気が明るくて救われた」と、仲間への感謝の気持ちを改めて伝えた。