インドネシアニュース 燃料高で航空運賃15%引き上げを検討
運輸省航空総局は27日、中東情勢の緊迫化に伴う燃料高とルピア安を受け、国内航空各社が求める燃油サーチャージおよび国内線運賃上限(TBA)をそれぞれ15%引き上げる案の検討に入った。現行の運賃上限は2019年、サーチャージは23年の規則に基づいているが、業界側は「現行のコスト構造と隔たりがある」と訴えている。

インドネシア全国航空会社協会(INACA)によると、航空燃料価格は直近で1バレル=150~200ドルへ急騰。国内価格も3月時点で1リットル当たり1万4000~1万5500ルピアに達し、19年(約1万442ルピア)から約3~4割上昇した。燃料費は運航費の最大35%を占める上、コストの約7割がドル建てのため、最近のルピア安が収益を激しく圧迫している。
編集部コメント
業界側は運賃改定に加え、航空燃料や国内航空券への付加価値税(VAT)の猶予、空港関連料金の支払い緩和など一時的な支援策も求めている。供給網の混乱による整備部品の配送遅延も深刻化しており、政府は消費者の購買力や安全性の確保、業界の持続可能性を慎重に見極め、可否を判断する構えだ。