インドネシアニュース バイオ燃料B50、7月から導入へ
バフリル・エネルギー・鉱物資源相は6日、パーム油由来のバイオディーゼル混合率を50%に引き上げた「B50」について、今年7月1日から導入すると明らかにした。政府は試験運用で良好な結果が得られたことを受け、輸入燃料への依存低減とエネルギー安全保障の強化を図る。まずは段階的に導入し、追加の技術評価を継続する方針だ。

B50は粗パーム油(CPO)と石油系ディーゼルを半分ずつ混合する燃料で、これまで重機や船舶、鉄道、トラックなど幅広い分野で実証試験が行われてきた。政府は実務面の最終調整を経て運用を開始する。
これにより、化石燃料の消費を年約400万キロリットル抑制し、燃料補助金を最大48兆ルピア圧縮できると見込む。国営石油プルタミナも供給網の対応は可能として協力姿勢を示している。
編集部コメント
B50導入は、中東情勢の緊迫化など外部ショックに備える政権の資源安全保障路線を反映し、当初計画を前倒しする形となった。政府は供給安定と技術準備を見極めるとしており、燃料品質の担保や物流網の整備、原料確保を同時に成立させられるかが課題となる。初期運用で不具合が生じれば、物流・運輸コスト増として経済全体に跳ね返るリスクもあり、実装に対する政府の運用力が問われる。