インドネシアニュース 「トタン屋根」一掃へ、「瓦化」大統領号令
プラボウォ・スビアント大統領はこのほど、「開かれた政府と地方自治体の調整会議」で、全国の住宅を対象にトタンから瓦の屋根に改修するプロジェクトを実施する方針を打ち出した。会議後、記者会見したアイルランガ・ハルタルト経済担当調整相は「費用については国家予算で賄う用意がある」と説明した。

大統領は外国人観光客がさびたトタン屋根を敬遠することから、このプロジェクトを提唱したという。各地に瓦工場を整備して安定供給体制の構築を目指すほか、都市部のごみ問題にも着手し、景観の向上と観光誘致に向けた環境の抜本的な改善を図る考えだ。今後、具体的な予算規模や財源配分の詳細を詰めるとみられる。
編集部コメント
プロジェクトの背景には安価なトタン板の普及により、さびた屋根が各地で景観を損ねているとする指摘がある。今回の新計画では、石炭火力発電所から出る燃焼灰を瓦の原料に再利用する案が浮上。廃棄物の有効活用による環境負荷の低減と、都市景観の改善を両立させる狙いだ。