インドネシアニュース プルタミナ、ロシア産原油輸入を否定「調達は合法」
国営石油会社プルタミナは3日、ロシア産原油を同社が輸入しているとする指摘について、調達はすべて国内外の関連法規や規制に従い実施していると表明した。社内で事実関係の確認を進めるとした上で、インドネシアは国際的な対露制裁に参加しておらず、輸入自体に法的問題はないと説明した。

同社は船舶追跡データを基に、2025年末から26年初めにかけて、香港近海で船舶間積み替え(STS)を経由し、ロシア極東サハリン産原油とみられる貨物が、インドネシアのバリクパパンやチラチャップの港で荷揚げされたとの報道を受けて説明。「調達プロセスは透明性を確保しており、正当な手続きで行われている」と強調した。
また、この原油についてロシアやサハリン油田のものではないと否定したが、どの国から調達されたかについては明らかにしなかった。
編集部コメント
欧米による対露制裁の網が敷かれる中、インドネシアは安価なロシア産原油の調達を巡り微妙な立場に置かれている。政府は「制裁の枠組みに反しない合法的な調達であれば、国益の観点から問題はない」と説明しているが、ロシアとの取引は国際的に注目を集めやすい。
プルタミナの釈明は国際的信用とのバランスをとるのに苦慮する姿勢がうかがえるもので、「非同盟」を掲げるインドネシア外交の現実的対応も浮き彫りとなった。