インドネシアニュース 国務相「燃料価格改定せず」と明言

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 政府は3月31日、補助金付き燃料と非補助金燃料の価格を引き上げない方針を改めて示した。エネルギー・鉱物資源省と国営石油プルタミナが連携。国内供給は十分に確保されているとして、値上げの噂に伴う混乱を避けるよう国民に冷静な対応を呼びかけた。

給油の順番を待つバイク利用者=アンタラ通信

 プラセティヨ・ハディ国務相は「補助金付き、非補助金いずれの燃料も価格改定を行わない」と明言。政府内での調整を経た上で、プルタミナも小売価格を据え置く方向だと説明した。

編集部コメント

 政府が「買い急ぎの必要はない」と強調したのは、燃料価格が家計や物流コスト、さらにはインフレ期待に直結するためだ。供給安定の確約と価格据え置きをセットで示すことで、市民の不安心理を早期に沈静化させる狙いがあり、足元の不安沈静化には一定の効果があるとみられる。

 今後の焦点は、緊迫する中東情勢を受けた国際原油価格の高騰に対し、この据え置き方針をいつまで維持できるかに移る。国際価格との差が広がれば、プルタミナの財務圧迫や政府の財政負担は避けられない。

 単なる価格抑制に留まらず、在庫・輸入調達の多角化や補助制度の効率的な運用を含めた全体設計が急務となる。