インドネシアニュース ニトリHD、ブカシに6号店ー首都圏東部エリアに進出

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 ニトリホールディングスは4日、西ジャワ州ブカシ市のスマルコンモール・ブカシ2にインドネシア国内での6号店を開店した。ジャカルタ首都圏の東部エリアでは初進出となる。インドネシア人の中高所得層や、現地に在住する邦人を主なターゲットとして「日本設計・日本品質」の商品を売り込む。

4日にブカシに開店したニトリの6号店=同社提供

 ブカシ市は住宅開発が進み、若いファミリー層が多い地域とされ、隣接するチカラン、カラワン地域も含めると日本人居住者も多い。ニトリはこの地域特性を生かし、クラパガディン店(5店舗目)の出店時からスマルコンモール側と計画を進めてきた。

 今回開業する6号店の売場づくりにあたっては「新生活を整える」という消費者のニーズを狙う。国内の既存店で売れ筋となっているカテゴリーと家具を組み合わせる戦略で、例として暑さ対策の接触冷感寝具「Nクール」や、電動ソファー、オフィスチェアといった家具を重点的に販売することを挙げた。また、商品の約9割は、日本の店頭に並ぶものと同じものをそのまま輸入、販売する。

 ニトリリテールASEAN&インドの佐野雅俊ゼネラルマネジャーは今回の新店舗について「人口が増加する首都圏東部エリアでの市場開拓に向けた挑戦」と意気込む。販売価格については、輸入規制や輸入コストの影響が生じているとの見解を示す一方で「将来的には企業努力で価格を下げていきたい」と述べ、インドネシア人の顧客層増加を目指す姿勢を示した。インドネシア人顧客の傾向としてはファミリー層での来店が多く、ぬいぐるみやフレグランス関連の商品が伸びているとし、こうしたカテゴリーの販売にも注力する考えだ。

 ニトリはインドネシアで2024年に初の店舗をオープンして以降、出店先を大型モールに絞り、首都圏を軸に段階的に店舗を増やしてきた。インドネシアを重要市場と位置づけた上で出店を加速させつつ、都市圏での認知と利用を積み上げ、次の地域拡大につなげたい考えだ。