インドネシアニュース バリの高級別荘で麻薬密造、ロシア人男女逮捕

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 国家麻薬取締庁(BNN)は7日、バリ州ギャニャール県の別荘(ヴィラ)に設けられていた麻薬密造拠点を摘発し、ロシア人の男女2人を逮捕したと発表した。BNNによると、拠点は合成麻薬「メフェドロン」を密造するための施設で、1月から当局が合同捜査を進めた末、今月5日に摘発した。

逮捕された女性容疑者=アンタラ通信

 現場は観光地として知られるバリ島の高級ヴィラで、逮捕されたロシア人の容疑者はいずれも1月からインドネシアに滞在し、夜間に麻薬を密造していた。当局は証拠品として合成麻薬メフェドロン約7・3キロを押収したほか、大量の化学薬品や器材も差し押さえた。BNNの長官は「国内でこれほど大規模な密造拠点を摘発したのは初めてだ」と述べ、警戒を強める方針を示した。

編集部コメント

 捜査関係者によると、女性容疑者はロシアで生物学を専攻した経歴があり、専門知識を製造に悪用していた疑いがある。一方、男性容疑者は軍の情報部門に所属していた経歴を持ち、健康上の理由で退役後、犯行に関与したとみられる。

 2人はバリ島内で複数のヴィラを渡り歩き、拠点を転々とさせることで当局の目を逃れていた。国際的な麻薬ネットワークが背後にあるとも見られており、当局は組織の背後関係や流通経路の全容解明を急いでいる。