コミュニティー 児童急増の「過渡期」支え3年ーCJS辻口校長が帰任

チカラン日本人学校(CJS)の辻口幸恵校長が3年の任期を終え、この春帰任する。2019年4月開校に開校した同校に3代目校長として着任。当初は170人ほどだった児童・生徒数は毎年50人規模で増え続けた。辻口校長は「学校が大きくなる過渡期を経験した」と振り返った。
おととし(2024年)の開校5周年の式典で、CJS設立に携わった関係者の熱い思いを知ることができたと話す辻口校長。校長として3年間注力したのはあいさつ▷現地学校との交流▷図書館の整備▷学校ボランティアとの緊密な連携▷低学年児童への読み聞かせ――と多岐にわたる。
現地学校との交流については、児童・生徒の在校期間が約3年と設定し、必ず交流が経験できるよう、小2と小4、6年生のいずれかに機会を設けたという。
また、頭を悩まされた問題として「教室不足」を挙げ、「1クラスの定員が35人を超えると2クラスになってしまう。児童・生徒数が増えた結果、会議室を使うこともあった」と振り返る。同校では来年度に6クラス分の教室を増築する予定で、辻口校長の不安はようやく解消する予定だ。

辻口校長はCJSの良さを「一人ひとりに細やかな指導ができ、コミュニケーションが取りやすい」と話す。その一方でより丁寧な情報共有が求められることもあった。だが「また機会があればインドネシアに来たい」と、校長を務めた3年間でインドネシアが好きになったと気持ちをのぞかせた。
式後には帰任を知った保護者や児童・生徒らから記念撮影を求められる場面も。親も子どもからも親しまれるその姿に、信頼される教育者としての姿が見えた。