インドネシアニュース 「ヌサンタラ5号」デジタル格差解消に期待
衛星通信会社パシフィック・サテリット・ヌサンタラ(PSN)はこのほど、自社の通信衛星「ヌサンタラ5号」が静止軌道上の定位置に到達し、衛星通信インフラ強化における重要な節目を迎えたと発表した。

PSNによると1月29日、衛星は高度約3万5786キロの赤道上空(東経113度)の静止軌道に正式投入された。
今後、約90日間をかけて機体の状態確認や地上ネットワークとの統合試験を行い、4月からの本格運用開始を目指す。
同衛星は国内の通信環境の格差是正の切り札として期待されている。最先端の超高速・大容量通信技術によりインドネシア全域をカバーするだけでなく、マレーシアやフィリピンなど東南アジア諸国連合(ASEAN)の諸国にもブロードバンド接続を提供する予定だ。
編集部コメント
インドネシアは広大な国土と多数の島しょがあるため、地上通信網の敷設が困難な地域も多い。こうした背景から政府は「ヌサンタラ5号」をデジタル格差解消への切り札と位置づけている。衛星は大容量の通信能力を備え、これまで未接続だった遠隔地や辺境地域でもインターネット利用が可能になる。教育や医療、ビジネスなど幅広い分野に恩恵をもたらし、活用されることが期待される。