インドネシアニュース 社会相「国民学校を貧困撲滅の柱に」

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政府は全国で教育インフラの更新を進めている=アンタラ通信

 サイフラ・ユスフ社会相は11日、国内で展開する「国民学校(スコラ・ラキャット)」プログラムについて、貧困撲滅に向けた包括的取り組みの一環であるとの認識を示した。政府が掲げる「2026年までの極度の貧困の完全解消」という目標達成に向け、教育や技能訓練を通じた自立支援策を強化する方針だ。

 「国民学校」プログラムは、低所得世帯の成人や若者を対象に基礎教育や職業訓練、起業支援などを総合的に行うもの。サイフラ氏は記者会見で「貧困から抜け出すための実践の場であり、卒業した人々が再び貧困に戻らない仕組みを構築する」と述べた。

 同プログラムは地方自治体と緊密に連携しているほか、教育省や宗教省など関係省庁の支援も得て進められている。具体的なカリキュラムは多岐にわたり、識字教育や金融リテラシー講座、農業・手工芸などの技能研修に加え、起業支援のための少額融資のあっせんまで幅広く網羅している。

編集部コメント

 政府は社会福祉政策の強化を打ち出しており、同プログラムはその中核を成す戦略の一つに位置づけられる。教育・技能研修から起業支援まで網羅し、現金給付のみに頼らない「自立促進型」のアプローチとして注目されている。政府が掲げる「極度の貧困」をゼロにするという目標達成に向け、こうした持続可能な人材育成策が成否を握るカギとなりそうだ。