インドネシアニュース 金投資が急増、背景に若者の参加

国内イスラム金融最大手のシャリア・インドネシア銀行(BSI)はこのほど、2025年通年の金地金の販売量が2・18トンに達し、前年から大幅に増加したと発表した。世界的な金価格上昇を背景に個人の投資ニーズが高まったことが要因で、若年層を中心にデジタルを通じた金取引への参加が急増しているという。
BSIによると、金市場は25年2月以降、年末までに相場が56・22%急騰するなど高止まりが続いている。同行は、スマートフォン向けアプリによるデジタル投資サービスの提供を開始し、手軽さなどから若年層を中心に顧客基盤を拡大させている。金投資は、宗教や所得層を問わず広く受け入れられる資産運用手段として国内で定着しつつある。今後は、アプリの機能拡充を通じて利便性をさらに高め、顧客基盤の最大化を図る方針だ。
編集部コメント
安全資産とされる金への投資人気が加速する中、BSIは貴金属を専門的に取り扱い、預金・融資・取引を行う政府主導の「ブリオンバンク」構想で初となる金の売買・保管の包括的サービスを提供している。
同行は「金投資は中長期的な資産形成に適し、イスラム教の巡礼や教育、緊急時の資金づくりに向いている」として、若年層にも少額からの購入を勧めている。