インドネシアニュース インドネシアのカフェ数、世界最多に

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 インドネシア国内のコーヒー店(カフェ)の数が2025年11月末時点で約46万1991店に達し、世界最多になったことが「ポイント・オブ・インタレスト(POIデータ)」の調べで明らかとなった。拡大の背景には「ノンクロン」と呼ばれる社交習慣があると指摘されている。

デリバリーの飲み物を準備するカフェ店員=アンタラ通信

 インドネシアでカフェは家庭と職場の中間に位置し、フリーランサーの仕事場や企業の打ち合わせ場所などに至るまで、多種多様な役割を果たしている。 

 店舗は都市中心部や商業施設にとどまらず、住宅街から大学、路地裏までありとあらゆる所に浸透している。

 約46万店という数字には大規模チェーン店から個人経営の屋台までさまざまな業態が混在しており、昔ながらの大衆的なコーヒー屋台「ワルン・コピ」の近代化が進む一方、ガヨやトラジャといった国内各地の豆を扱う専門店も急増し、市場の厚みが増している。

編集部コメント

 欧米主導とされてきたカフェ文化が、東南アジアで独自の進化を遂げている。店舗数が増える背景には、デリバリーアプリの普及や地図サービスを活用したデジタル戦略の効果があるようだ。

 世界第4位のコーヒー生産国であるインドネシアでは、自国産の高品質豆を国内で消費する「地産地消」の動きも加速。生産から店舗経営に至るまで、全工程をカバーする状況が形成されつつある。