インドネシアニュース バニュワンギの赤いドリアン「GI産品」認定
政府はこのほど、東ジャワ州バニュワンギ県の「赤いドリアン」を地理的表示(GI)産品として認定した。ドリアンの品種としては同国で初のGI認証とされ、地域農産物のブランド価値向上や観光振興への期待が高まっている。

バニュワンギ県のフィエスティアンダニ知事は21日、「2015年から取り組んできた申請がようやく実を結んだ」と述べ、中央政府に謝意を示した。その上で、「地理的表示の認定を地域農産物の有力なプロモーション手段とし、生産地であるソンゴン地区の農家の所得向上や観光客の誘致につなげたい」と意欲を示した。
県によると、このドリアンは果肉が鮮やかな赤色を帯び、豊かな風味と強い香りを持つのが特徴だという。土壌や気候、高度といった自然条件に加え、地域に受け継がれてきた栽培技術が独自の品質を生み出しているとしている。
編集部コメント
赤いドリアンは希少品種とされ、GI登録された母樹は6本に限られるという。同県では12種のドリアンが優良品種として登録され、うち6種が赤色品種だ。
県のドリアン栽培面積は計3262ヘクタールに及び、年間生産量は約2万7890トン。GI認証は模倣品の排除や品質保証の枠組みとなるほか、地域共同体による品種保存や産業振興を後押しする制度として期待されている。