インドネシアニュース 東ブカシ駅で衝突事故、14人死亡ー女性専用車両が大破

ジャカルタ近郊の西ジャワ州ブカシ市東ブカシ駅で27日夜、KRLコミューターラインの車両に長距離列車「アルゴ・ブロモ・アングレック」が追突する事故があり、これまでに14人が死亡、84人が負傷した。国鉄(KAI)によると、死亡した14人は身元確認のため東ジャカルタの警察病院に搬送され、負傷者はブカシ周辺の複数の医療機関で治療を受けているという。
事故は27日午後8時50分ごろ発生。当局の説明などによると、駅構内で停車していたKRLの後部車両に、ジャカルタのガンビル駅とパサルトゥリ駅(東ジャワ州スラバヤ)を結ぶ長距離列車が衝突した。被害を大きく受けたのはKRLの女性専用車両で、死者はいずれも女性だったという。追突した長距離列車側の乗客約240人は全員無事だった。
在インドネシア日本大使館によると、現時点で邦人の被害は確認されていない。

KAIは事故原因について、駅近くの踏切でKRLとタクシーが接触する別の事故があり、これに伴う緊急停止が後続列車の運行管理に影響した可能性がある。
現場では救助隊が大きく変形した車両を切断するなどして、車内に閉じ込められた乗客の救出を28日朝まで続けた。KAIは東ブカシ駅に緊急対応本部と情報窓口を設け、家族からの問い合わせに対応している。
この事故の影響で、同駅は一時的に利用停止となり、KRLはブカシ駅までの運行に制限されたが、一部路線は制限付きで運行を再開した。
プラボウォ大統領は28日朝、負傷者が搬送されたブカシ市内の病院を訪れて見舞うとともに、被害者に弔意を表明。鉄道安全システムの総点検と事故原因の究明を指示したほか、ジャワ島内にある約1800カ所の踏切の改善に言及し、警備員の配置や高架化など対策を進める考えを示した。