インドネシアニュース 三重県、インドネシアで初の観光商談会ー「忍者」「F1」で誘致拡大狙う

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あいさつする三重県観光部の塩野進部長=ジャカルタ日報撮影

 三重県はこのほど、ジャカルタで現地の旅行会社などを対象とした観光プロモーションセミナーと商談会を開催した。同県がインドネシアで商談会を組み込んだ本格的な誘客活動を行うのは初めて。会には三重県内の観光事業者らが参加し、伊勢神宮や伊賀流忍者、鈴鹿サーキットなど独自の観光資源をアピールした。

 三重県はインドネシアを中長期的な成長が見込める重要市場と位置づけている。昨年5月には一見勝之知事がトッププロモーションでインドネシアを訪問。6月に策定したインバウンド計画でもインドネシアを重要対象に指定し、受け入れ環境の整備を進めている。

 県によると、県内の訪日外国人延べ宿泊者数は2024年の約24万人から、25年には前年比54・3%増の37万2080人に急増、全国3位の伸び率を記録した。

 セミナーでは、四季を感じられる三重県の自然景観や、その土地ならではの特徴がある県内観光地について紹介。鳥羽市にあるミキモト真珠島や海女(あま)文化のほか、自動車レースのF1世界選手権が開かれる鈴鹿サーキットなどもアピールし、会場は満席となる盛況ぶりを見せた。

 三重県観光部海外誘客課の藤田雄一課長は「インドネシア側の関心の高さや反応に驚いた」と述べ、県の観光振興へつながることに期待を寄せた。

 午後からの商談会には、近畿日本鉄道や伊賀流忍者博物館、県内ホテルなどがブースを出展し、現地旅行社と直接交渉する姿も見られた。今回初めてジャカルタを訪れたという近鉄の柴谷友一朗さんは「現地の熱気を感じた。インドネシアは今後力を入れたいエリアだ」と手応えを語った。