インドネシアニュース 東京ガス、島しょ間でLNG輸送網構築へ

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東京ガスが計画する輸送網のイメージ図=同社提供

 東京ガスは8日、100%出資子会社の東京ガスアジアとともにインドネシアのインフラ開発企業を買収し、小型液化天然ガス(LNG)船を活用した島しょ間輸送網の事業化検討に参画したと発表した。国営電力PLNのグループ企業などと共同で、東部のスラウェシ島やマルク諸島の計6地点にある発電所へインドネシア産LNGを供給する計画だ。

 東京ガス側は、LNGインフラ開発を手がける「AGPインドネシア・ウタマ」の全株式を取得。PLN傘下で燃料調達を担うPLNエネルギ・プリメル・インドネシアと、現地海運会社スアサ・ブヌア・スクセスとともに、洋上の浮体式設備1隻や陸上設備6基、小型LNG船1隻などの整備を進める。6地点のうち1地点を燃料の集積拠点(ハブ)とし、残る5地点を小型船で巡回して運ぶ仕組みで、投資額や稼働時期は今後詰めるとしている。

 島が多いインドネシアでは、広い範囲をガスパイプラインで結ぶのが難しく、地方の発電所では輸入ディーゼル燃料(軽油)への依存やコストが課題となっていた。

 今回の事業では、発電燃料を輸入ディーゼル燃料から国産LNGに切り替え、輸入燃料への依存度や燃料コストの低減、二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指す。

 インドネシア政府は現在、エネルギー安全保障の強化に向けて国産LNGの国内利用を推進しており、東京ガスは、今回の仕組みを他の島しょ部にも展開することも視野に入れている。