インドネシアニュース トピー工業、国内ホイール会社に出資ー欧米・東南アジア向け供給を強化

Share facebook はてなブックマーク note X (Twitter)
トピー工業が出資を決めたパコアクイナ=トピー工業提供

 自動車部品大手トピー工業(東京・品川区)は22日、インドネシアの大手アルミホイールメーカー、パコアクイナの株式10%を取得することを決定したと発表した。成長が見込まれる海外アルミホイール市場で事業基盤を強化する狙いで、既存の技術支援先であるパコアクイナグループとの協力を、資本関係を伴う戦略的パートナーシップへ発展させる。

 パコアクイナは西ジャワ州カラワンに拠点を置き、ホイールの製造・販売を手がける。資本金は2025年12月期で857億ルピア。トピー工業は1980年以降、同グループに対して技術支援を継続してきた。

 一方のトピー工業は日本の主力工場のほか、中国やタイでも製造を展開。新たにインドネシアで戦略的パートナーを確保することで、地域特性に応じた供給体制を構築し、顧客に対する提案の幅を広げる方針だ。 

 また、自動車需要拡大に伴う部品産業の成長を背景に、インドネシア現地での販路拡大に加え、マレーシアなど他の東南アジア諸国連合(ASEAN)地域への展開を推進する。さらにインドネシアでの製造を欧米向け高付加価値製品の供給・提案拠点としても活用し、需要地ごとの最適な販売戦略につなげる。

 同社は中期経営計画で「海外事業基盤の強化」「成長市場の開拓」「アライアンス強化によるアルミホイール拡販」を打ち出しており、今回の出資はその一環。海外パートナーとの連携深化を通じて事業基盤の拡充と企業価値の向上を図る。