インドネシアニュース 草の根無償協力で産婦人科棟ーシトゥボンド県で引き渡し式

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産婦人科職員らとの記念撮影

 日本政府の令和6年(2024年)度「草の根・人間の安全保障無償資金協力」により建設された保健所の産婦人科棟の引き渡し式が21日、東ジャワ州シトゥボンド県で行われた。事業供与額は12億5027万4977ルピア。丘陵地帯に暮らす住民の母子保健環境の改善を目的としており、妊婦と新生児が迅速かつ適切な治療を受けられる体制づくりを支援する。

 対象となったのは、同県アルジャサ郡のチュラー・タタル保健所支所。同支所は地域の母子保健の中核施設に指定されているが、これまで母子の治療に必要なスペースや機材が不足していた。同村は丘陵地に位置し、住民にとって医療機関へのアクセスが課題となっていた。

 引き渡しの式典には田子内進・在スラバヤ日本総領事のほか、シトゥボンド県のユスフ県知事らが出席した。ユスフ氏は日本政府の支援に謝意を示し、「チュラー・タタル村は丘陵地帯にあるため医療機関へのアクセスが困難だったが、今回の支援により、地域住民が安心して出産できる環境が整った。産婦人科棟はシトゥボンド県と日本の協力関係の象徴だ」と述べた。

 また、田子内総領事はあいさつで「日本国民からの贈り物である産婦人科棟を最大限に活用してほしい。この施設が地域医療の向上に貢献し、両国の絆をさらに深めるものとなることを願っている」と述べた。