インドネシアニュース 住重、BRINに燃料評価装置ー未利用バイオマス活用へ

住友重機械工業は17日、国家研究イノベーション庁(BRIN)と、同社が開発した燃料評価装置の納入契約を5月18日に締結したと発表した。インドネシアに豊富に存在する一方、十分に利用されていないパーム残渣(ざんさ)などのバイオマスを、国内発電用ボイラーの燃料として活用するための研究に用いる。契約額や納入時期は明らかにしていない。
住友重機械とBRINは2025年、パーム残渣などを発電用ボイラー燃料として利用する共同研究に関する協定書を締結していた。今回の装置納入は、その共同研究を具体化するもので、新たなバイオマス燃料の開拓を目的としている。燃料評価装置は、未利用資源を実際の発電燃料として使う際に必要となる燃焼特性や適用可能性の確認に活用されるとみられる。
インドネシアは世界有数のパーム油生産国で、搾油過程などで発生する残渣の有効利用が課題となっている。BRINによると、インドネシアのバイオマス資源の中でパーム油関連資源が占める割合は大きく、発電用途として高い潜在力を持つという。
インドネシア政府は再生可能エネルギーの導入拡大を掲げており、石炭火力への依存を減らす手段の一つとして、バイオマス混焼や農産廃棄物の燃料化に関心が高まっている。住友重機械はBRINとの協力関係をさらに強化し、未利用バイオマスの有効活用を通じて、インドネシアでの再生可能エネルギー導入促進に貢献したいとしている。