インドネシアニュース 現地化のカギは「人材育成」ーリンクアンドモチベーションがセミナー

組織人事コンサルティングを手がけるリンクアンドモチベーション・インドネシアは17日、企業と従業員の相互理解を意味する「従業員エンゲージメント」をテーマにしたセミナーを開催した。同社としては初のインドネシア開催で、日系企業の経営者や人事担当者らを対象に、インドネシア拠点で生じやすい組織課題を整理し、社員の意欲や組織への関与を高める具体策を紹介した。
セミナーの第1部では講演とワークショップを実施し、第2部では参加者とコンサルタントが直接意見交換する懇親会が開かれた。会場には企業内のチーム作りや将来の管理職育成に関心を寄せる参加者が集まったほか、同社のシンガポールやタイ、日本などの拠点スタッフが運営に当たった。
同社の松木翔彦社長は、組織人事コンサルティングを医療のレントゲンに例え、「診断」によって組織の課題を把握し、その後の採用や育成、制度設計、コミュニケーション改善などを通じて「変革」まで支援すると説明した。
また、日系企業が抱える課題について「大きく捉えれば現地化だ」と指摘。中でも重要なのは現地人材の育成と雇用の継続性だという。松木氏は「駐在員の交代に伴い、経営方針や人材育成方針の継承が途切れやすく、次世代幹部候補の育成が十分に進まないケースが少なくない」と述べたほか、日本人駐在員が業務を抱え込み、現地人材を組織的に活用できていない課題なども紹介した。
さらに、同氏は「社員の働く意欲を高めるために、現在の施策が本当にその会社に適切かを共に考えたい」と述べ、組織状態を可視化する「モチベーションクラウド」などのサービスを展開していきたい考えを示した。