インドネシアニュース NiXが合弁会社、水事業へ参入

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水事業参入を発表したNiXなど関係者=同社提供

 総合建設コンサルタントのNiX JAPANグループ(本社・東京都千代田区)などは、8月にインドネシアで排水処理と再生水供給を手がける合弁会社を設立する。使用量に応じて料金を支払う仕組みを採用。既に現地で稼働している再生水処理施設9カ所の運営を引き継ぎ、工場や大型商業施設向けの水リサイクル事業を本格化させる。

 新会社の名称は「アラム・NiX・ティルタダヤ」。NiXの東南アジア投資持ち株会社「NiXホールディングス・アジア」をはじめ、日本の再生可能エネルギー関連企業「アラムポート」、インドネシアの水処理大手「アディカ・ティルタ・ダヤ(ATD)」などが共同で出資する。

 新会社の資本金は100億ルピアで、南ジャカルタ市に本社を置く。商業施設や工場から出る排水を処理し、工業用水や雑用水として再利用する事業を展開するほか、ジャカルタの大型商業施設などで稼働中の施設を受け継いで安定的な事業基盤を確保し、今後は新規顧客の開拓に力を入れる方針だ。

 事業モデルには「水をサービスとして提供する」を意味する「WaaS(ウォーター・アズ・ア・サービス)」方式を取り入れ、設計・建設から保守までを一括で請け負う。

 利用者側は設備導入に伴う初期投資を負担する必要がなく、実際の処理水量に応じた従量料金のみを支払う仕組み。工場の取水量や排水量の削減によるコストカットにもつながるという。

 国内では人口増加と急速な産業発展に伴い水需要が急増する一方、地下水のくみ上げに伴う地盤沈下を防ぐため取水規制が急速に強まっている。

 NiXグループはこれまでインドネシアで展開してきた水力発電などに続き、新たに水インフラ領域へ参入し、日本で培った知見と現地での運営ノウハウの相互活用を進める構えだ。