インドネシアニュース 日本郵船、パティンバン港へ初寄港
日本郵船は14日、出資する西ジャワ州スバン県パティンバン港の自動車ターミナルに、自社運航の自動車専用船「ハイペリオン・リーダー」が10日に初寄港したと発表した。

現地では運営会社PICT社と共同で記念式典を開き、港湾・税関関係者や日本大使館、国際協力機構(JICA)、自動車メーカーの関係者らが出席した。
同社は今回の初寄港を通じ、実船による運用能力を確認するとともに、インドネシアでの自動車物流における新たな選択肢を関係者と共有したと説明。ジャカルタ首都圏(ジャボデタベック)に集中してきた物流機能を分散し、基幹産業である自動車の輸出入円滑化につなげたいとしている。 パティンバン港はインドネシア政府主導で2018年から段階整備が進む新港で、自動車ターミナルは21年に完成した。現在も拡張工事が続いており、日本郵船は23年に運営会社PICTの株式25%を取得し、ターミナル事業に参画している。
編集部コメント
今回の初寄港は単なる実績作りにとどまらず、日本郵船が出資する新拠点の物流能力を対外的に示す重要な節目だ。首都圏の深刻な渋滞や港湾混雑を緩和する機能が確立されれば、自動車や建設機械の輸出入ルート多様化に大きく寄与するはずだ。
実船運航は同社の出資事業と現場の運営を連動させ、現地事業の具体性を一段と高める一歩となった。今回の成果がインドネシアにおける物流戦略を加速させる呼び水となるか、展開が注目される。