インドネシアニュース 慶應大生、マカッサルで地域調査

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学生らと共にマカッサル市長を表敬訪問した慶応大学の野中准教授(左)=同市サイトより

 南スラウェシ州マカッサル市のムナフリ市長は7日、同市タロ郡のラッカン地区で地域調査を行った慶應義塾大学の学生6人を市庁舎に迎え、懇談した。学生らは数日間現地に滞在し、住民交流を通じて伝統文化や暮らしを調査した。

 調査はインドネシア社会やイスラム研究を専門とする慶應大総合政策学部の野中葉准教授が指導する研究プロジェクトの一環。日本とインドネシアの相互理解を目的としており、観光分野の高等職業教育機関「国立マカッサル観光ポリテクニック」の学生も同行して通訳などで活動を支えた。

 調査対象となったラッカン地区はマカッサル市中心部に近いタロ川とパンパン川のデルタ(三角州)地帯にある島状の地域。マングローブなどの自然が残る一方、旧日本軍の防空壕などの観光資源があり、都市化が進む同市内で農村的な景観をとどめるエコツーリズムの対象地となっている。

 活動に参加した国立マカッサル観光ポリテクニックも現地に観光案内版を設置するなど地域の観光振興策を支援しており、ムナフリ市長は「調査の成果が市全体に役立つことを期待する」と述べ、今後の研究活動への継続的な協力を表明した。