インドネシアニュース 東レ、インドネシアPET樹脂事業を売却

東レは17日、インドネシアで飲料ボトルなどに使うポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を製造・販売する合弁会社「ペットネシア・レジンド(PNR)」の保有株式を、インドネシア企業のパイオニア・ポリインド・コンプレックスに譲渡すると発表した。12月の譲渡完了を予定し、売却額は公表していない。東レは今回の譲渡で、インドネシアのPET樹脂事業から撤退する。
東レグループは、バンテン州タンゲラン市に拠点を置くPNRの株式47・1%を保有している。PNRは1994年12月に設立され、96年1月に操業を開始した。近年は中国製品の流入などによる供給過剰で価格競争が激化しており、東レは約2年前から売却を検討していた。
今回の譲渡は、東レが2026年度から3年間取り組む中期経営課題「IGNITION2028」に沿った事業ポートフォリオの見直しの一環。事業ごとに最適な所有者を選ぶ「ベストオーナー」の考え方に基づき、経営資源を成長分野などに振り向け、資本効率の向上を目指す。
東レは28年度に売上収益3兆円、事業利益2300億円、投下資本利益率(ROIC)約7%を目標としている。