インドネシアニュース 天然ガスの貯蔵・配送を共同調査ープルタミナ、日本の2社と

国営石油会社プルタミナは23日、八千代エンジニヤリング(東京都台東区)及びアトミス(神戸市)と、天然ガスの新型貯蔵・配送技術に関する共同調査契約を締結した。ガスを充てんした容器の運搬について検討し、島しょ部などパイプラインが届かない地域への供給体制構築を目指す。
調査の対象は、内部に無数のナノレベルの穴を持つ材料「金属有機構造体(MOF)」。アトミスが開発した次世代ガス容器「CubiTan(キュビタン)」は、固体材料の表面にガス分子を吸着させることで、一般的な圧縮天然ガスより低圧での貯蔵を可能にする。
3社は今回の共同調査で、この技術を使った容器の運搬や供給の安全性、実効容量などを評価する計画だ。
容器を船や車で運ぶことで、配管の敷設が難しい地域や、ガス使用量の少ない利用先への供給を目指す。家庭用などの液化石油ガス(LPG)の多くを輸入に依存する中、プルタミナは一部を国内の天然ガスに置き換えられるかについても調査したい考えだ。
3社はさらに配送状況や使用量を遠隔で確認できる「スマート・ガス・ネットワーク」構想についても検討する。今回の契約調印には在インドネシア日本大使館の植野篤志大使らも同席した。