コミュニティー 教職最後の恩返しにーBJSに宮邉淳一校長が着任

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「これからが楽しみ」と期待を語った宮邉淳一校長(61)

 バンドン日本人学校(BJS)の新たな顔として、宮邉淳一校長(61)が着任した。入学式で贈った「違いを大切に」という助言は、多様な文化に直接触れられるこの地だからこそ、自身初めて伝えた言葉だという。

 一昨年、福岡県内の小学校で教員生活の定年を迎えた。昨年度は通級指導教室で教壇に立ったが、教職の集大成として「在外教育に恩返しをしたい」と志願。たどり着いたのが、ここバンドンだった。

 海外赴任は2回目。2003年からは英ロンドンの日本語補習授業校で校舎長を務め、1300人の児童生徒と教員を支える学校経営に奔走した。経営の傍ら、管理職としての仕事も、子どもとともに過ごす大切さも痛感した。

 二つ以上の学年を受け持つ複式学級のBJSでは、校長も小学2、5、6年生の算数の授業を担当する。「人数は少なくても家族のような温かさがある。経営も授業も担える日々が楽しみでしかない」。かつての経験を糧に、異国の地で子どもたちと歩む日々に胸を躍らせている。