インドネシアニュース 海自護衛艦輸出で議論入りー小泉・シャフリィ氏会談で連携確認

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 小泉進次郎防衛相は5日、訪日したインドネシアのシャフリィ国防相と東京都内で会談し、海上自衛隊の「あさぎり」型護衛艦を含む防衛装備の輸出に向けた実務者協議を始めることで合意した。防衛省によると、協議には受け渡し後の教育訓練や維持整備、部隊運用面での包括的な支援も含まれる。両氏はまた、5月にジャカルタで署名した日インドネシア防衛協力取り決め(DCA)に基づき、両国の連携をさらに強化する方針も確認した。(ジャカルタ日報編集長 赤井俊文)

護衛艦輸出の実務者協議を始めることで一致した小泉氏(右)とシャフリィ氏=小泉氏のインスタグラムより

■5月の協力合意を推進

 小泉氏は会談で、5月にインドネシアを訪問した際の同国の対応に改めて感謝を示した。

 両氏は中東情勢など国際情勢についても意見を交わし、二国間の安全保障協力をさらに強化することで一致した。

 日本政府は4月、防衛装備移転三原則の運用指針を一部改正し、防衛装備品の輸出を推進する方針を示している。5月に両国間で署名されたDCAでは、高官級の人的交流や教育・研究、防衛装備・技術など幅広い分野での協力を掲げている。

■海洋安全保障の足がかり

協議の対象となった海自「あさぎり型」護衛艦=防衛省サイトより

 今回の合意は、日本にとって東南アジア諸国連合(ASEAN)の大国であり、地政学的に重要な位置にあるインドネシアとの装備協力を具体化していく足がかりとなる。

 一方のインドネシア側にとっては、艦艇の取得にとどまらず、長期的な維持整備体制、乗員の訓練、運用ノウハウまでを一体的に取り込めるかが焦点となる。 両国は今後、移転にかかる費用負担や、武器・通信装置をはじめとする機密情報の取り扱いなど詳細を詰める見通しだ。

 小泉氏は会談後、自身のインスタグラムで「オーストラリアに『もがみ』、フィリピンに『あぶくま』、インドネシアに『あさぎり』と、護衛艦を通じた実質的な連携が面的に広がることになる」とコメントした。